ケネディ大使も個人メール使用=国務省監察官が報告書―米
【ワシントン時事】キャロライン・ケネディ駐日米大使を含む複数の在日米大使館高官が私用のメールアドレスを公務に使っていたことが25日、国務省の監察官が公表した報告書で明らかになった。
機密ではないものの、慎重な取り扱いを求められる情報がやりとりされたケースもあった。
米国では、2016年大統領選の民主党本命候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官が個人のアドレスを使って公務を行っていたことが3月に分かり、大きな問題になっている。このため、ケネディ大使らの対応に対しても軽率との批判が出る可能性がある。
監察官による査察は1~3月に行われた。監察官は報告書で「商用メールは個人情報保護が不十分であるだけでなく、データ喪失、不正侵入などのリスクがある」と指摘。「職員は原則として個人メールを公務に使うべきではない」と強調した。