ロシア首相の北方領土訪問、安倍首相「極めて遺憾」 TBS NEWS 8月24日
参議院の予算委員会では、安倍総理出席のもと、集中審議が行われていて、ロシアのメドベージェフ首相が週末、北方領土を訪問したことについて、安倍総理は「極めて遺憾だ」と述べました。
ロシアのメドベージェフ首相が択捉島を訪問したことについて、安倍総理は、「日本国民の感情を傷つけるもので極めて遺憾だ」と強調しました。
「この週末にメドベージェフ首相が択捉島を訪問したことは、北方四島に関する日本の立場と相いれず、また日本国民の感情を傷つけるものであり、極めて遺憾であります。我が国として直ちに岸田外務大臣よりアファナシエフ大使に強く抗議を申し出ました」(安倍首相)
安倍総理はこのように述べて、メドベージェフ首相の択捉島訪問に対し、遺憾の意を示しました。その上で、「我が国の国益にとって重要なことは、北方領土の帰属問題を解決し、平和条約を締結することだ」として、今後ともプーチン大統領との対話を継続していく考えを示しました。
また、北朝鮮と韓国の間で軍事的な緊張が高まっている問題について、岸田外務大臣は、「強く懸念しているし、北朝鮮は挑発行動を自制すべき」だと述べるとともに、アメリカや韓国などと緊密に連携していく考えを示しました。(24日11:21)