大卒就職率72・6%、21年ぶりに7割台回復 読売新聞 8月6日(木)19時57分配信
6日発表の学校基本調査によると、今春の大学卒業者の就職率は72・6%で、5年連続で改善し、1994年以来21年ぶりに70%台に回復した。
正規雇用での就職率も68・9%と前年より3・0ポイント増えた。景気回復の効果とみられる。
調査によると、今春の大学(学部)卒業者は56万4025人で、うち就職した人は40万9754人。就職率は72・6%で前年を2・8ポイント上回った。就職した人のうち正規雇用は38万8606人。契約や派遣社員などの非正規雇用は2万1148人だった。
また、大卒者のうち、パートやアルバイトなど一時的な仕事に就いた人と、進学も就職もしていない人を合わせた割合は過去10年で最も低い12・4%。大学院などへの進学者は12・2%だった。近年の大卒就職率は、バブル末期の1991年の81・3%をピークに急落、2003年には55・1%まで下がった。