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様変わりした甲子園勢力図 「東高西低」はいつから、なぜ? 日刊ゲンダイ 8月18日(火)9時26分配信

 

 

 ベスト8が出そろった時点で近畿勢が消滅。興南(沖縄)が関東一(東東京)に敗れたため、ベスト4に残ったのは、関東3校と東北1校となった。

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 数年前から甲子園は、「東高西低」となりつつある。あるスカウトは「06年の早実西東京)―駒大苫小牧南北海道)の決勝戦が大きい」と言う。

「かつての甲子園は西日本勢が優勢だったが、03年は常総学院(茨城)の優勝、04、05年は駒大苫小牧の2連覇。東日本勢が勝っていたところにあの熱戦ですからね。斎藤佑(現日本ハム)と田中(現ヤンキース)が投げ合い、決勝再試合まで行った戦いは日本中が熱狂した。9年前なので、現在の高校3年生は8、9歳ごろ。大体野球を始める年齢とあれば、深く脳裏に刻まれたはずです。関西はもちろん、西日本の有力選手が東の名門を目指すきっかけになったのではないか」

 東と西で監督の年齢に差が出てきたことも影響しているだろう。今大会を見ても、70年以降に生まれた45歳以下の比較的若い監督は東日本に15人。西日本の9人を大きく上回っている。

 トウの立った古いタイプの監督たちの多くは、「ゆとり教育で育った現代っ子は扱いづらい」とボヤいている。殴るのはもちろん、「あれやれ、これやれ」では若い世代は動かない。きちんと理由を説明し、納得させる必要がある。そこへいくと年配の監督より年齢が近い若い監督の方が、彼らとの付き合い方にも長けている。智弁和歌山(和歌山)の高嶋監督(69)、天理(奈良)の橋本監督(70)、明徳義塾(高知)の馬淵監督(59)らの「名将」がいずれも今大会で初戦負けしたのも偶然ではない。ちなみにこの3人はいずれも西日本の監督だ。

 前出のスカウトが言う。

「近年は関西の子でも地元の強豪校を避ける傾向がある。指導者の年齢に加えて荒っぽい土地柄もあって1年生はどんなにうまくても球拾いだけ、先輩のしごきも尋常じゃない、といった名門校は少なくないですからね」

 西日本勢が東日本勢に駆逐されるのは、不思議でも何でもないのだ。

最終更新:8月18日(火)12時51分

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