イチロー、日米通算4192安打!タイ・カッブ超え、歴代単独2位 スポニチアネックス 8月16日(日)8時21分配信
◇ナ・リーグ マーリンズ―カージナルス(2015年8月15日 セントルイス)
マーリンズのイチロー外野手(41)は15日(日本時間16日)、セントルイスで行われたカージナルス戦に「2番・右翼」で先発出場。1回に右前打を放ち、日米通算4192安打(日本1278本、米国2914本)とし「球聖」と呼ばれたメジャー歴代2位のタイ・カッブ(タイガースなど)の記録を超えた。
1回1死無走者、大記録はいきなり飛び出した。1ボールからの2球目、カージナルス先発右腕ラッキーが投じた真ん中低めの速球を右前にはじき返し、5試合連続安打とした。
敵地にもかかわらず、ファンは総立ち。イチローは一塁上でヘルメットを掲げて祝福に応えた。
イチローはメジャー通算2914安打。オリックス時代に1278安打。ピート・ローズ(レッズなど)のメジャー通算最多4256安打まで日米通算であと64本に迫った。
前日14日本人はコメントしなかったが、ダン・ジェニングズ監督(54)は「彼にとってスペシャルな夜だった。タイ・カッブに並んだことで、彼がどんなキャリアを歩んできたかが分かる。彼は将来の殿堂入り選手。それははっきりしている。人々が永遠にカッブやローズの名前を口にするように、これからはイチローも同じ領域の中で語られていく」と偉業を称賛した。
日米通算記録に関しては、米国内でもさまざまな論調があるが、4191本の安打を積み上げてきたイチローの足跡を否定する者は誰もいない。その証拠に、バットとボールは即座に回収された。MLBを通して、米国野球殿堂に贈られる。