【ニュース まとめ】はるさめ君にゅーす!

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後悔しても遅い…女子中高生に流行の「キス動画」の取り返しがつかないリスクとは? 日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 8月10日(月)10時42分配信

 

 

 女子中高生の間で「キス動画」が流行っている。キス動画とは、その名の通りカップルがキスしているオリジナル動画のこと。多くは顔が判別できる状態であり、本名などのプロフィールを登録しているユーザーも多い。動画はユーザー以外でも見たり、ダウンロード(保存)することもできる。

【詳細画像または表】

 キス動画が公開されているのは、MixChannel(ミックスチャンネル)という無料10秒動画アプリだ。MixChannelはダウンロード数300万、月間訪問者数380万、月間動画再生数5億4千万回という人気アプリ。ユーザーの8割を女子中高生が占め、ユーザーの3割が動画を投稿したことがあるという。

 キス動画は、同アプリの「LOVE」カテゴリで閲覧でき、その他「おもしろ」「歌」「メイク・ファッション」などの様々なカテゴリの動画が公開されている。動画には、「ハート(いいね)」やコメントなどをつけてコミュニケーションすることもできる。

 女子中高生はなぜキス動画を公開するのか。動画を公開するとどんな問題が起きるのだろうか。

◆動画を公開すると起きる問題とは?

 女子中高生ユーザーの多くが、キス動画について「仲が良くてなごむ」「可愛い」などと答える。自分も投稿したことがある女子高生は、「先輩が投稿していたから」と理由について答えている。他のユーザーに褒められてヒロイン気分が味わえることなども理由として挙げられるだろう。

 動画を公開することで、既に問題は起き始めている。たとえば、同じクラスのクラスメイトに見つかって嫌がらせを受けている例もある。問題は現在に留まらない。キス動画の多くはTwitterアカウントが登録されており、実名やプロフィールが分かる状態となっている。万一実名と動画を紐付けて残されれば、問題はさらに広がる。

 JOBRASS就活ニュース2016調べによると、人事採用担当者の37.7%が候補者をSNSFacebookTwitterなど)で検索すると回答。19.8%が「投稿内容を重視する」という。ある人事採用担当者は、候補者のSNSアカウントを見たところ、恋人とのキス写真という本来プライベートなものが全体公開で投稿されているのを見つけて、候補者からはずしたそうだ。

 プライベートで投稿すべきものと、全体公開で投稿すべきものが区別できていないということは、炎上につながりやすいことを意味する。近年、バイトなどによる炎上事件が続いているが、炎上は企業に簡単には覆せないほどのダメージを与える。炎上を引き起こす可能性が高いと思われる候補者を、企業が採用するだろうか。その他、結婚の際などに過去に付き合っていた異性とのキス動画が問題にされる可能性もあるだろう。

 このような動画がSNSのフィードなどに流れてきた場合、知人だったら一言注意してあげるといい。Facebookに流れてきて不快な場合は、投稿の右の下向きの矢印マークをクリックし、「投稿を非表示」或いは「◎◎のフォローをやめる」を選ぼう。「投稿を非表示」でそのような投稿の表示が減少する。また、「◎◎のフォローをやめる」を選ぶと投稿はニュースフィードに表示されなくなるものの、友達のままなので問題は起きづらいはずだ。参考にしていただければ幸いだ。

Profile
高橋 暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディア等の記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナー等を手がける。SNS等のウェブサービスや、情報リテラシー教育等について詳しい。元小学校教員。「スマホ×ソーシャルで儲かる会社に代わる本」「Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本」(共に日本実業出版社)他著書多数。近著は『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎

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