レパードステークス(2015年)予想考察!5つの消しファクターとは?競馬TIMES
今週は新潟で3歳のダート重賞レパードステークス(GIII/ダート1800m)が開催される。
JRAの3歳ダート重賞の最終戦として行われるレースだ。復活を目指すゴールデンバローズ、ジャパンダートダービー2着の実績馬クロスクリーガーらが出走を予定している。
ではどんな点がポイントになるのだろうか? 今回は“5つの消しデータ”を用いて解説していこう。なお、データはすべて過去10年のものとする。(※レパードSは創設6年目のため、データは実質過去6年)
消しファクター① 枠順
まず枠順が大きなファクターになる。新潟はコーナーがきついため、基本的に内枠が不利。さらにダートの場合は砂をかぶるため、余計に内枠は好ましくない。
1、2枠(0−0−1−15)
唯一の好走馬は1番人気だったイジゲンのみ。それでも3着と人気を裏切っている。この他にもレッドアルヴィス(2番人気)ら、人気馬もいたが馬券圏内に入るには至っていない。
消しファクター② 前走芝
JRAのダート重賞は数が少ない。だから(一部のGIを除き)実力馬が分散する芝に比べて、実績馬が集結しやすい。だから芝馬がいきなり走れるほど甘くない。
前走芝(0−0−0−11)
開催初年度にオークス5着のディアジーナが挑戦したものの、14着に惨敗している。
消しファクター③ 休み明け
やはりコンスタントに使われてきた馬のほうがいい。ユニコーンステークスやジャパンカップダート、古馬混合の1000万条件に出ていない馬は基本的に弱いため、ここでも厳しい戦いが予想される。
休み明け(0−0−0−12)
消しファクター④ キャリア
3歳夏の段階でレースを経験しすぎているのは好ましくない。この時点で11戦もしているような馬は、弱い可能性が高いか、地方からの参戦組が多く、上位勢とレベルの差が生まれやすい。
キャリア11戦以上(0−0−0−13)
消しファクター⑤ 父サンデーサイレンス系
ダートの実力者が集まるレースのため、サンデーサイレンス系は苦戦を強いられている。
父サンデー系(1−2−1−24)
4番人気以下で走ったのはランウェイワルツのみ。そのランウェイワルツは父ゴールドアリュールだった。ゴールドアリュールはダートGI4勝の“サンデー系最強のダート種牡馬”である。例外と見ていい。
「父サンデー系は人気馬しかこない」と割りきってもいいかもしれない。
まとめ
いかがだっただろうか? これである程度、絞ることができるのではないだろうか?
今年はゴールデンバローズが1枠に入ってしまった。果たして、マイナスファクターを克服できるのか。
さらにクロスクリーガーやノボバカラは父サンデー系。芝重賞で実績のあるダノンリバティだがダート初戦+休み明けというハンデを背負っている。
人気馬たちがマイナスファクターに該当しているため、穴馬の台頭があるかもしれない。