錦織 チリッチに雪辱!逆転勝ちで初の決勝進出 スポニチアネックス 8月9日(日)5時47分配信
テニスのシティ・オープンは7日、米ワシントンで行われ、男子シングルス準決勝で世界ランキング5位の第2シード、錦織圭(25=日清食品)は世界8位で第3シードのマリン・チリッチ(26=クロアチア)と対戦し、3―6、6―1、6―4と、逆転勝利で初の決勝に進出した。
【写真】準決勝で錦織と対戦したチリッチだったが…
チリッチのサービスゲームで第1セット開始。第2ゲームでストロークにミスが出ていきなりブレークされてしまう。第4ゲームでようやくサービスゲームをキープし1―3。その後は互いにサービスゲームをキープし、3―6で落としてしまった。
第2セットは錦織が第1ゲームをキープすると、第2ゲームをブレーク。第3ゲームもキープした。だが、その後メディカルタイムアウトを取って左太腿のケアを受け心配されたが、第4ゲームではチリッチにミスが続出、錦織がブレークして4―0とリードを広げた。第4ゲームはジュース5回という展開の末キープと完全に、錦織がペースをつかみ、6―1で物にした。
第3セットはいきなり第1ゲームをブレーク。第8ゲームでブレークバックされ嫌な流になりかけたが、続く第9ゲームではチャレンジに成功して流れを取り戻してブレーク。第10ゲームもキープして6―4で試合を決めた。
両者の対戦は9度目で、錦織が6勝3敗とリード。だが、昨年9月の全米オープン決勝で敗れているだけに、錦織は「マリンとの対戦はいいモチベーションになっている。自分は去年より我慢強くなっているし、ベースラインでの打ち合いも確実性を増している。そして以前よりもっと攻撃的なプレーをするように心がけている」と語っていた。
9日(日本時間10日)の決勝では世界18位で第8シードのジョン・イスナー(30=米国)、世界55位のスティーブ・ジョンソン(25=米国)の勝者と対戦する。