【ニュース まとめ】はるさめ君にゅーす!

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3億円もキャッシュ払い Jリーグを脅かす中国の選手“爆買い” スポーツ 週刊実話 2015年08月06日 16時01分

 

 中国の日本に対する“侵略”は、領土問題だけではなかったようだ。
 7月15日、サッカーのJ1川崎フロンターレ所属のブラジル人FW・レナト(26)が、中国1部リーグ・広州富力に引き抜かれた。年俸約1億円、川崎への違約金は3億円強と契約上では双方合意だが、実際は中国人お得意の“爆買い”だった。
 「中国側からレナトが欲しいとの話が来たのは2日前。川崎側に中心選手のレナトを手放す気はなく、『どうせ違約金が払えないだろうから』とタカを括って、3億円を吹っ掛けたんです。通常、違約金は交渉を重ねて値切られていくものですが、いきなりのキャッシュ払いで移籍が決まってしまったんです」(専門誌記者)

 サッカーの世界で、主力選手の移籍は日常茶飯事。とはいえ、わずか2日で違約金を満額で払うなど、中国のやり方は尋常ではない。そこで思い当たるのが、今年3月、中国政府が発表した『サッカー改革発展全体案』だ。
 「習近平国家主席は大のサッカー好き。『ワールド杯の出場、優勝、開催』を目指すと意気込んでいます。教育体制にもサッカーを加え、東京五輪の2020年には、サッカーに特化した小中学校を2万校、'25年までに5万校に増やすとしています」(海外特派記者)

 前回W杯ブラジル大会でも、夜間や早朝に街頭テレビでの中継を見るため、大勢の人だかりができていた。自国が出場していないのに、グッズの売り上げも高く、スポーツウェアを含めた中国のスポーツ用品市場は急激な伸び率を見せている。
 「中国のサッカークラブは、オーナー企業型から地域クラブ型に変わりつつあり、サッカー中継も国営放送一本の時代から広告収入の見込める民営放送へと拡大されました。かつて、Jリーグの外国人選手がオイルマネーを持つ中東のクラブチームに引き抜かれたのと同じく、民間放送による広告収入で戦力補強ができるようになったんです」(同)

 大金にモノを言わせ、世界上位への進出を図る。こうした中国の脅威に最も驚いたのは日本だ。これまでは、Jリーグを「視察」名目で勉強しにきていた中国人スタッフを援助するなど“甘く見ていた”が、今回の引き抜きで青ざめているのである。
 W杯アジア予選で中国に枠を奪われる日も、そう遠くないのかもしれない…。

http://npn.co.jp/article/detail/76034793/